グローバルコラム ※米国時間※

[新着] インテルとBOE、消費電力を削減する1HzノートPCディスプレイモードの詳細を発表~その意味と登場時期

November 3, 2025

インテルとBOEは、今後発売予定のWindowsノートPC向けに、ディスプレイ側の省電力化機能を新たに3つ発表しました。その目玉は、画面上のコンテンツが静止している時に作動する、極めて低リフレッシュレートの「1Hzモード」です。両社によると、この技術によりディスプレイの消費電力を最大約65%削減できるとのことです。 […]
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ディスプレイガラスの売上高は、販売量の増加と価格上昇により、2025年第3四半期に前年比11%増

October 28, 2025

2024年後半の価格上昇と、2025年第3四半期のパネルメーカーによる好調な稼働率により、ディスプレイガラスの売上高は少なくとも10年ぶりの高水準に達した。ディスプレイガラスの売上高は第3四半期に前四半期比1%増、前年同期比11%増となった。第4四半期には売上高が減少すると予想されているものの、2025年通期では前年同期比11%増を見込んでいる。 […]
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第4四半期のFPD生産工場の稼働率は低下傾向

October 24, 2025

Quarterly All Display Fab Utilization Report​ 最新号によると、予想を上回る第3四半期の後、FPD生産工場の稼働率は2025年第4四半期に低下傾向にあります。2025年第3四半期の生産量増加は在庫の増加につながり、年末商戦期の需要予想を上回るリスクがあります。 […]
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モニター用先進技術 (MiniLED & OLED) パネル出荷は2025年に前年比48%増となり、モニター市場の5%以上を占める見込み

October 15, 2025

Quarterly Advanced IT Display Shipment ,Technology and Capacity Report 最新号によると、モニター用先進技術 (MiniLED & OLED) パネル市場は、OLEDとMiniLEDの採用増加、ブランドの多様化、そしてディスプレイのアップグレードを促進するAI対応PCの台数増加に支えられ、2025年には力強い成長が見込まれています。 […]
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田村喜男の視点 他

[11月後半号] 貿易戦争下における世界経済とテクノロジー産業~11/19セミナーのポイント解説

November 7, 2025

「カウンターポイントTechセミナー 2025」では『貿易戦争下における世界経済とテクノロジー産業』と題した講演を行う。米国の関税政策に端を発した世界貿易戦争、米中貿易・技術戦争、インフレ動向、中国経済の悪化、中東紛争、ウクライナ戦争、欧州の不安定な政治といったリスクやインパクトを取り上げ、シナリオ分析を解説する。また、これら各種の世界経済動向を踏まえ、スマートフォンや半導体などテクノロジー産業の大局的な動向と展望も解説する予定だ。 […]
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[9月号] 製造技術が異なるG8有機EL

September 11, 2025

当社では、2020-27年のFPD設備投資額を758億ドルと予想している。このうち2025-27年の3年間では、G8.7のIT用有機ELとG6有機EL向けの投資が80%を占めるとみており、G8.7が圧倒的な牽引役となる。なかでもG8.7有機ELに関しては、パネル各社で製造技術やバックプレーン (BP) 技術に顕著な違いがみられる。 […]
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[8月号] 20年目を迎えるiPhone

August 8, 2025

2026年は、AppleがiPhoneを07年に発売してから20年という節目の年に当たる。10周年を迎えた2017年には、初めて有機ELをディスプレイに採用し、ホームボタンを廃止した「iPhone X」を記念モデルのようなかたちで発売しているが、同様に26年に発売されると目されているのが、折りたたみ可能な「フォルダブルiPhone」だ。フォルダブルiPhoneは、畳んだ内側に7.6インチ、外側に5.4インチの有機ELを搭載するとみられている。このパネルはCOE (Color Filter on Encapsulation) を採用して偏光板レスとし、すでにSamsung Display (SDC) が供給契約を結んだと噂されている。端末の価格は2000ドル強になる見通しだ。 […]
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最近の報道記事

◆10月30日付の日本経済新聞「TV用パネル弱含み 7-9月1%安~有機EL、高価格で販売不振」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆10月1日付の日本経済新聞「スマートウオッチ出荷、ファーウェイがApple超え~半値で存在感」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆8月4日付の日本経済新
聞「テレビ用の有機ELパネル価格、4四半期連続下げ~液晶と競争激しく」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆7月17日付の日本経済新
聞「テレビ用液晶パネル価格、9カ月ぶり下落~関税駆け込み出荷の反動」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆7月2日付の日本経済新
聞「テレビ用液晶パネル価格、5月は横ばい~米向け前倒し出荷が一巡」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆5月13日付の日本経済新
聞「有機ELパネル1~2%安 (1-3月)~大口テレビ需要減退響く 液晶パネルは値上がり」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。

注目の調査レポート

FPD全体市場 FPD稼働率/設備投資/製造装置 FPD部材 FPDコスト 有機EL (OLED) 液晶 (LCD) テレビ (TV) IT (タブレット/PC/モニター) スマートフォン 個別調査

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FPD注目技術 FPD部材 テレビ (TV)

Quantum Dot (QD) Display Technology and Market Outlook Report [2025年3月発刊]

2025年3月

量子ドットはここ10年近く、LCD パネルの色の強調に使用されてきました。商用化されている最新ディスプレイ技術はQD-OLEDです。この技術では、OLEDパネルの上にインクジェット印刷された量子ドットカラー変換 (QDCC) 層を使用します。近年、エレクトロルミネセンス量子ドット (EL-QD) が大きく進化しています。この技術では、量子ドットが色を変換するのではなく直接発光するため、青色OLEDスタックが不要になります。最近では、Samsung Display、TCL、Sharp、BOEなどの大手FPDメーカーがEL-QDの試作品デモを行っています。量子ドットはMicroLEDディスプレイでも活用可能です。色変換が赤色MicroLEDの効率の低さに対処する解決策になると見られています。また、小型のモノリシックMicroLEDディスプレイについても検討が進んでいます。 […]
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FPD注目技術 FPD部材 FPDコスト 有機EL (OLED)

Semi-Annual AMOLED Materials Report

年2回刊

フレキシブルAMOLED、リジッドAMOLED、OLED TVの製造に使用されるすべての主要材料を追跡するレポートです。AMOLEDの生産能力と出荷に関するCounterpoint Researchの深い専門知識と、AMOLEDデバイス構造およびAMOLED材料価格に関するインサイトを組み合わせて、業界で最も正確な市場規模と市場シェアの実績および予測データを提供します。 […]
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FPD注目技術 XR (AR/VR)

Quarterly XR Display Shipments and Forecast Report

年4回刊

ディスプレイは拡張現実 (AR) グラスや仮想現実 (VR) および複合現実 (MR) ヘッドセットを含むXRデバイスにおいて重要な役割を果たします。FPDメーカー各社は輝度、コントラスト、解像度の向上に向けた技術開発に取り組んでいます。本レポートは、サプライチェーンの詳細情報と、LCD、AMOLED、LCoS、DLP、レーザービームスキャン、MicroLED、OLED on Silicon (Micro-OLED) など技術別のFPD出荷数および出荷額を提供しています。また、2029年までの各FPD技術の予測を含む市場展望も掲載しています。 […]
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FPD注目技術 FPD稼働率/設備投資/製造装置 FPD部材

Annual FOPLP and Glass Substrate Packaging Report [2024年12月発刊]

2024年12月

人工知能 (AI) 半導体は非常に複雑かつ大型化しており、チップメーカーやパッケージメーカーはガラス基板に注目しています。このトレンドは、ディスプレイメーカーやディスプレイ製造装置メーカー、ディスプレイ材料メーカーに大きな恩恵をもたらす可能性があります。また、十分に活用されていない旧式a-Si TFT LCD生産ラインをこの用途に転用あるいは売却できれば、理想的なソリューションとなります。ガラス基板には優れた平坦性や優れた熱的・機械的安定性といった特長があり、こうした特長によって、AIを支えるチップパッケージの高密度化と高性能化が実現します。 […]
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