グローバルコラム ※米国時間※

Q2'25のFPD業績レビュー~低迷した四半期で利益が減少

September 16, 2025

業界のFPDメーカー全社がQ2'25の業績を発表したことを受け、業界プロファイルを更新しました。カウンターポイントリサーチの Quarterly Display Supply Chain Financial Health Report は、上場パネルメーカー13社を対象とし、各社の財務情報開示に基づいています。 […]
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半導体ファウンドリー2.0世界市場のQ2'25の収益~先進プロセスとパッケージングの牽引により前年比19%増 [半導体調査部門]

September 15, 2025

スマートフォンからHPCチップのブームに至るまでの半導体業界の進化を振り返ると、チップ製造を主眼とした従来の半導体ファウンドリー(ファウンドリー1.0)は、もはや業界のダイナミクスを浮き彫りにするには不十分です。現在、業界のダイナミクスはAIのトレンドとそれに関連するシステムレベルの最適化によって牽引されています。 […]
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Samsung Galaxy Z Fold7が好調~西欧の主流はフォルダブルに [スマートフォン調査部門]

September 11, 2025

Galaxy Z Fold7が西欧でSamsungのフォルダブル型スマートフォン史上最速の販売を記録した。発売後4週間のGalaxy Z Fold7の販売数は西欧で25万台以上を記録、同期間における前機種Z Fold6の2倍以上であり、これまでのSamsungのフォルダブル端末で最も売れたZ Fold4を約70%上回った。 […]
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世界スマートウォッチ出荷動向 (Q2’25速報)

September 8, 2025

Q2'25の世界スマートウォッチ出荷数は前年比8%増だった。HuaweiがAppleに代わって首位に浮上、シェア21%を獲得した。上位10ブランドのうち、HuaweiとXiaomiが最も高い前年比成長率を記録した。Appleは前年比3%の減少となった。消費者が2025年下半期に投入される新たなWatchシリーズを期待し買い替えを待ったことがおもな要因である。 […]
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田村喜男の視点 他

[8月号] 20年目を迎えるiPhone

August 8, 2025

2026年は、AppleがiPhoneを07年に発売してから20年という節目の年に当たる。10周年を迎えた2017年には、初めて有機ELをディスプレイに採用し、ホームボタンを廃止した「iPhone X」を記念モデルのようなかたちで発売しているが、同様に26年に発売されると目されているのが、折りたたみ可能な「フォルダブルiPhone」だ。フォルダブルiPhoneは、畳んだ内側に7.6インチ、外側に5.4インチの有機ELを搭載するとみられている。このパネルはCOE (Color Filter on Encapsulation) を採用して偏光板レスとし、すでにSamsung Display (SDC) が供給契約を結んだと噂されている。端末の価格は2000ドル強になる見通しだ。 […]
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[7月号] 過渡期を迎えたフォルダブル

July 1, 2025

これまで右肩上がりの成長を続けてきたフォルダブルスマートフォンが伸び悩んでいる。当社の予測によると、フォルダブルスマホ用有機ELパネルの出荷枚数は、2024年の2300万枚から、25年は2130万枚に減少する見込み。ただ、アップルが予測どおり2026年にフォルダブルiPhoneを投入すれば、再び成長軌道に乗る見通しだ。 […]
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[6月号] LCD需給が反転、5月より工場稼働率調整

June 11, 2025

米トランプ政権の関税政策に備え、FPD業界では2024年12月から液晶パネルメーカーの工場稼働率が高い状況が継続してきた。これは、言うまでもなく、関税の影響を避けるため北米向けの納入を前倒ししようとした動きであり、液晶を中心にパネルへの旺盛な需要が続いてきた。 […]
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[5月号] 2025年のスマホ市場トレンドとトランプ関税~4/22セミナーの直前解説 (2)

April 16, 2025

カウンターポイントリサーチ FPD部門 (旧DSCC) は、4月22日 (火) に東京コンファレンスセンター・品川5階大ホールにて「FPD産業分析セミナー 2025年前期版」を開催する。そのなかで「スマートフォン市場」を解説する同社シニアコンサルタントの宮下洋子氏に、講演の主なトピックスや昨今の市場動向などについて伺った。 […]
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最近の報道記事

◆8月4日付の日本経済新聞「テレビ用の有機ELパネル価格、4四半期連続下げ~液晶と競争激しく」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆7月17日付の日本経済新
聞「テレビ用液晶パネル価格、9カ月ぶり下落~関税駆け込み出荷の反動」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆7月2日付の日本経済新
聞「テレビ用液晶パネル価格、5月は横ばい~米向け前倒し出荷が一巡」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆5月13日付の日本経済新
聞「有機ELパネル1~2%安 (1-3月)~大口テレビ需要減退響く 液晶パネルは値上がり」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆4月9日付の日本経済新
聞「ミニLEDテレビ需要増~中国向け、出荷台数2倍超 液晶の明暗鮮明」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆3月31日付の日本経済新
聞「テレビ液晶パネル価格、上昇基調~背景にトランプ氏・中国」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。

注目の調査レポート

FPD注目技術 FPD部材 テレビ (TV)

Quantum Dot (QD) Display Technology and Market Outlook Report [2025年3月発刊]

2025年3月

量子ドットはここ10年近く、LCD パネルの色の強調に使用されてきました。商用化されている最新ディスプレイ技術はQD-OLEDです。この技術では、OLEDパネルの上にインクジェット印刷された量子ドットカラー変換 (QDCC) 層を使用します。近年、エレクトロルミネセンス量子ドット (EL-QD) が大きく進化しています。この技術では、量子ドットが色を変換するのではなく直接発光するため、青色OLEDスタックが不要になります。最近では、Samsung Display、TCL、Sharp、BOEなどの大手FPDメーカーがEL-QDの試作品デモを行っています。量子ドットはMicroLEDディスプレイでも活用可能です。色変換が赤色MicroLEDの効率の低さに対処する解決策になると見られています。また、小型のモノリシックMicroLEDディスプレイについても検討が進んでいます。 […]
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FPD注目技術 FPD稼働率/設備投資/製造装置 FPD部材

Annual FOPLP and Glass Substrate Packaging Report [2024年12月発刊]

2024年12月

人工知能 (AI) 半導体は非常に複雑かつ大型化しており、チップメーカーやパッケージメーカーはガラス基板に注目しています。このトレンドは、ディスプレイメーカーやディスプレイ製造装置メーカー、ディスプレイ材料メーカーに大きな恩恵をもたらす可能性があります。また、十分に活用されていない旧式a-Si TFT LCD生産ラインをこの用途に転用あるいは売却できれば、理想的なソリューションとなります。ガラス基板には優れた平坦性や優れた熱的・機械的安定性といった特長があり、こうした特長によって、AIを支えるチップパッケージの高密度化と高性能化が実現します。 […]
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車載

Quarterly Automotive Display Shipment Report

年4回刊

Quarterly Automotive Display Shipment Report は、Quarterly Automotive Display Design Win and Specification Database に含まれるすべての情報に加え、乗用車向け車載ディスプレイ出荷数および出荷額データも収録しています。モデル別自動車出荷データはCounterpoint Researchが提供しています。本レポートはQ1’22以降のモデル別出荷数データを提示しています。 […]
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FPD注目技術 テレビ (TV)

MicroLED Display Technology and Market Outlook Report [2024年11月発刊]

2024年11月

本レポートでは、おもにMicroLEDの製造技術選択によって異なる技術的障壁を採り上げています。また、ディスプレイ業界の競争環境に関するDSCCの分析に基づいた、2028年までの市場予測も収録しています。本レポートは、LEDメーカー、パネルメーカー、技術開発企業、OEM、組み立て請負企業、エンドユーザーなど、MicroLEDサプライチェーンのすべての企業のお役に立ちます。 […]
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FPD全体市場 FPD稼働率/設備投資/製造装置 FPD部材 FPDコスト 有機EL (OLED) 液晶 (LCD) テレビ (TV) IT (タブレット/PC/モニター) スマートフォン 個別調査

田村喜男の「季刊 FPD需給観測 (市場総論) レポート&データベース」&解説動画 (約90分間)+お客様個別の質疑応答WEB会議※オプション

年4回刊

お客様のビジネス課題やお悩みは日々刻々と変化し、その内容も事業によってさまざまです。年間を通じて Counterpoint Research FPD部門 (旧DSCC) のあらゆる分析資料&日本支社長・田村喜男の豊富な知見をフル投入して、お客様を個別にご支援します!田村のWEB会議枠の限界事情で大口ご契約社様専用であった本サービス、いよいよ一般のお客様向け販売を開始しました!※請負可能数に限りあり、お早目にお問い合わせください。 […]
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