グローバルコラム ※米国時間※

TV用LCD価格月報~6月も下落継続

June 9, 2025

FPD業界の歴史の大部分において、TV用LCD価格は供給過剰から不足へと移行するなかで激しい変動を繰り返してきた。このパターンは2023年に終了し、より緩やかな変動を特徴とする新たなパターンが浮上している。Q2'25もこの新たなパターンが継続、価格は直近のピークである第1四半期から下落しており、前例のない比較的安定した状態が続いている。 […]
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世界FPD市場の長期予測~2025年のインド向け出荷額シェアが9%へ

June 9, 2025

FPD技術は世界的に急速な進化を遂げているが、その背景には、薄型化、軽量化、高輝度化、省エネ化に対する需要の高まりがある。LCDやQLEDからOLED、MicroLEDに至るまで、ディスプレイの種類は多岐にわたり、コンシューマ・エレクトロニクス、IT、自動車、医療、小売、教育、エンターテインメントなど、多様な業界に対応しており、各業界で需要が拡大している。 […]
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田村喜男の視点 他

[6月号] LCD需給が反転、5月より工場稼働率調整

June 11, 2025

米トランプ政権の関税政策に備え、FPD業界では2024年12月から液晶パネルメーカーの工場稼働率が高い状況が継続してきた。これは、言うまでもなく、関税の影響を避けるため北米向けの納入を前倒ししようとした動きであり、液晶を中心にパネルへの旺盛な需要が続いてきた。 […]
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[5月号] 2025年のスマホ市場トレンドとトランプ関税~4/22セミナーの直前解説 (2)

April 16, 2025

カウンターポイントリサーチ FPD部門 (旧DSCC) は、4月22日 (火) に東京コンファレンスセンター・品川5階大ホールにて「FPD産業分析セミナー 2025年前期版」を開催する。そのなかで「スマートフォン市場」を解説する同社シニアコンサルタントの宮下洋子氏に、講演の主なトピックスや昨今の市場動向などについて伺った。 […]
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[4月号] スマホ採用でCOEが拡大、車載ディスプレイの新動向も~4/22セミナーの直前解説 (1)

April 11, 2025

カウンターポイントリサーチ FPD部門 (旧DSCC) は、4月22日 (火) に東京コンファレンスセンター・品川5階大ホールにて「FPD産業分析セミナー 2025年前期版」を開催する。FPD技術/設備投資/製造装置担当アソシエイト・ディレクターのJayden Lee氏に、講演の主なトピックスや昨今の市場動向などについて伺った。 […]
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[3月号] iPhone用パネルの供給シェア~16e登場も17は前年と大差なし

March 6, 2025

AppleがiPhoneの新モデルとして「16e」を発売した。これまでエントリーモデルとして提供してきた「SE」の後継機にあたるが、仕様としては最新モデルの16を多少スペックダウンしたようなかたちになった。パネルサイズはSEの4.7インチから6.1インチへ大型化され、ホームボタンがなくなった。加えて、AI対応を最優先としたこともあり、発売時の価格はSEの429ドルから16eは599ドルへ高くなった。 […]
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最近の報道記事

◆5月13日付の日本経済新聞「有機ELパネル1~2%安 (1-3月)~大口テレビ需要減退響く 液晶パネルは値上がり」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆4月9日付の日本経済新
聞「ミニLEDテレビ需要増~中国向け、出荷台数2倍超 液晶の明暗鮮明」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆3月31日付の日本経済新
聞「テレビ液晶パネル価格、上昇基調~背景にトランプ氏・中国」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆3月5日付の日本経済新
聞「TV用液晶2-3%高~1月大口、米関税前に駆け込み購入」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。
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◆1月30日付の日本経済新
聞「TVパネル、市況に温度差~液晶・米中で需要、下げ止まり/有機EL・割高感で下落続く」に田村喜男の分析コメントが紹介されました。

注目の調査レポート

FPD注目技術 FPD部材 テレビ (TV)

Quantum Dot (QD) Display Technology and Market Outlook Report [2025年3月発刊]

2025年3月

量子ドットはここ10年近く、LCD パネルの色の強調に使用されてきました。商用化されている最新ディスプレイ技術はQD-OLEDです。この技術では、OLEDパネルの上にインクジェット印刷された量子ドットカラー変換 (QDCC) 層を使用します。近年、エレクトロルミネセンス量子ドット (EL-QD) が大きく進化しています。この技術では、量子ドットが色を変換するのではなく直接発光するため、青色OLEDスタックが不要になります。最近では、Samsung Display、TCL、Sharp、BOEなどの大手FPDメーカーがEL-QDの試作品デモを行っています。量子ドットはMicroLEDディスプレイでも活用可能です。色変換が赤色MicroLEDの効率の低さに対処する解決策になると見られています。また、小型のモノリシックMicroLEDディスプレイについても検討が進んでいます。 […]
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FPD注目技術 FPD稼働率/設備投資/製造装置 FPD部材

Annual FOPLP and Glass Substrate Packaging Report [2024年12月発刊]

2024年12月

人工知能 (AI) 半導体は非常に複雑かつ大型化しており、チップメーカーやパッケージメーカーはガラス基板に注目しています。このトレンドは、ディスプレイメーカーやディスプレイ製造装置メーカー、ディスプレイ材料メーカーに大きな恩恵をもたらす可能性があります。また、十分に活用されていない旧式a-Si TFT LCD生産ラインをこの用途に転用あるいは売却できれば、理想的なソリューションとなります。ガラス基板には優れた平坦性や優れた熱的・機械的安定性といった特長があり、こうした特長によって、AIを支えるチップパッケージの高密度化と高性能化が実現します。 […]
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車載

Quarterly Automotive Display Shipment Report

年4回刊

Quarterly Automotive Display Shipment Report は、Quarterly Automotive Display Design Win and Specification Database に含まれるすべての情報に加え、乗用車向け車載ディスプレイ出荷数および出荷額データも収録しています。モデル別自動車出荷データはCounterpoint Researchが提供しています。本レポートはQ1’22以降のモデル別出荷数データを提示しています。 […]
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FPD注目技術 テレビ (TV)

MicroLED Display Technology and Market Outlook Report [2024年11月発刊]

2024年11月

本レポートでは、おもにMicroLEDの製造技術選択によって異なる技術的障壁を採り上げています。また、ディスプレイ業界の競争環境に関するDSCCの分析に基づいた、2028年までの市場予測も収録しています。本レポートは、LEDメーカー、パネルメーカー、技術開発企業、OEM、組み立て請負企業、エンドユーザーなど、MicroLEDサプライチェーンのすべての企業のお役に立ちます。 […]
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FPD全体市場 FPD稼働率/設備投資/製造装置 FPD部材 FPDコスト 有機EL (OLED) 液晶 (LCD) テレビ (TV) IT (タブレット/PC/モニター) スマートフォン 個別調査

田村喜男の「季刊 FPD需給観測 (市場総論) レポート&データベース」&解説動画 (約90分間)+お客様個別の質疑応答WEB会議※オプション

年4回刊

お客様のビジネス課題やお悩みは日々刻々と変化し、その内容も事業によってさまざまです。年間を通じて Counterpoint Research FPD部門 (旧DSCC) のあらゆる分析資料&日本支社長・田村喜男の豊富な知見をフル投入して、お客様を個別にご支援します!田村のWEB会議枠の限界事情で大口ご契約社様専用であった本サービス、いよいよ一般のお客様向け販売を開始しました!※請負可能数に限りあり、お早目にお問い合わせください。 […]
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