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Korean2023年のFPD製造装置市場予測を上方修正～LCD、OLEDとも設備投資見通しが上昇
出典調査レポート Quarterly Display Capex and Equipment Market Share Report の詳細仕様・販売価格・一部実データ付き商品サンプル・WEBご試読は こちらから お問い合わせください。
この記事は8月7日付 (米国時間) のDSCCグローバル発ブログ 2023 Display Equipment Market Upgraded on Higher LCD and OLED Spending をDSCC Japanのスタッフが全文和訳したものです。
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DSCCの Quarterly Display Capex and Equipment Market Share Report 最新版によると、2023年のFPD製造装置市場予測は、LCD、OLEDともに設備投資見通しが上昇したことで30%引き上げとなったものの、依然として前年比62%減の46億ドルにとどまるという。FPD製造装置市場は2024年に回復し前年比74%増の80億ドル、前回予測を3%下回ると見られる。以下に詳述するように、LCD設備投資は前回予測より17%高く、OLEDは15%低くなる見通しだ。
China Starが最終的にt5ラインのLTPS LCD拡張を決定したため、2023年のLCD設備投資は30%引き上げとなった。同社は以前、この拡張の第2フェーズの延期、またはRGB IJP OLEDへの利用を検討していた。しかし、IT市場が回復しつつあることから、結局この拡張を進めることにしたという。市場環境の低迷により、2023年のLCD設備投資は依然、前年比71%減の18億ドルにとどまる見通しだが、状況の改善により、LCD設備投資は2024年に倍増以上の37億ドルに達すると予測される。AUOの台湾でのLTPS LCD生産能力追加、Vedantaのインドでのモジュールライン構築、BOE B20の発注確定とPO発行により、2024年の設備投資額は前回予測から17％引き上げとなり、予測に対し若干の上振れも考えられる。
OLEDについては、2023年の設備投資は前回予測より20％引き上げとなったが、それでも前年比55％減の27億ドルにとどまる。BOEのB7、B11、B12ラインにおけるモジュールおよびLTPO転換の投資が予測を上回ったこと、またVisionox V3での設備投資が一部2023年に繰り越されたことが引き上げの要因となっている。2024年にはSDCの第8.7世代 IT OLEDラインによりOLED設備投資が60%増加すると予測されるが、BOEのB16 IT OLEDライン向け設備投資が2024年から2025年に延期されたため、前回予測から15%下方修正となった。B16ラインはまだ承認されておらず、起工は遅れている。ただし、LGDではモバイルOLEDとOLED TVの両方で追加の設備投資が確認されている。FPD設備投資に占めるOLED設備投資のシェアは、2023年に58%、2024年には53%になると予測される。
FPD製造装置設備投資額実績および予測
Q3’23版レポートでは以下の各項目の最新情報も詳しく解説している。
- MiniLED 技術トレンド
- OLEDの性能向上
- IT OLEDロードマップ
- OLEDリソグラフィ・パターニングの最新情報
- スマートフォン月次実績および短期展望：FPD技術別、ブランド別、パネルメーカー別、モデル別
- マスクレス・リソグラフィの最新動向など、FPDリソグラフィのトレンド
- OLEDスタックへの二重キャッピング層追加のメリットとデメリット
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