Q2'23のスマホブランド各社のOLED調達動向~Honor/Vivo/Xiaomi等がシェア拡大

Published August 14, 2023
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出典調査レポート Quarterly OLED Shipment Report の詳細仕様・販売価格・一部実データ付き商品サンプル・WEBご試読は こちらから お問い合わせください。

この記事は8月14日付 (米国時間) のDSCCグローバル発ブログ Apple and Samsung Maintain Best Selling OLED Smartphones in Q2’23 But Lose Share to Oppo, Vivo and Xiaomi をDSCC Japanのスタッフが全文和訳したものです。

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DSCCが発行した Quarterly OLED Shipment Report の速報版によると、Q2’23のOLED出荷数は前期比10%増、前年比2%減の1億7000万枚となった。出荷数は複数の用途で前年比増となっており、これは2022年に前年比減、Q1’23には前期比、前年比とも2桁減となった後、在庫バランスが改善し始めたカテゴリーがいくつかあることを示す明るい兆候である。主な用途のQ2’23 OLED出荷数を見てみると、スマートフォン用OLED出荷数が前期比4%増、前年比1%増、TV用OLED出荷数が前期比42%増、前年比26%減となっている。

OLED出荷数および前年比成長率推移
Source: DSCC's Q3’23 Quarterly OLED Shipment Report – Flash Edition

OLED用途別ではQ2’23もスマートフォン用が最も多かったが、スマートウォッチ用やモニター用、ゲーム端末用の出荷数増加により、スマートフォン用の出荷数シェアはQ1’23の84%からQ2’23は79%へと低下している。

OLED搭載スマートフォンについてはAppleがQ2’23も首位の座を維持したが、14 Proモデルの成長鈍化により、数量シェアはQ1’23の39%からQ2’23は32%へと低下している。OLED調達数は前期比15%減、前年比12%増だった。Samsungはフラッグシップスマートフォン用OLED調達数で第2位を維持したが、前期比9%減、前年比1%減で数量シェアはQ1’23の26%からQ2’23は23%に下がっている。Q2’23は複数のブランドが数量シェアを拡大した。HonorはQ1’23の3%からQ2’23には6%へ、VivoはQ1’23の4%からQ2’23には5%へ、XiaomiはQ1’23の6.7%からQ2'23には7.4%へ、それぞれ数量シェアを上げている。

Honor、Vivo、XiaomiはいずれもOLED調達数が前期より大幅に増えたことで数量シェアが上昇した。Q2’23、HonorはOLED 90 Pro、OLED X50、OLED Magic V2の各モデルが躍進、前期比124%増、前年比2%減となった。VivoはOLED X90、S16、S17シリーズによって前期比43%増、前年比1%増となった。XiaomiはOLED Redmi Note 12 Pro、13シリーズ、Redmi Note 11によって前期比18%増、前年比46%減という結果となった。

ブランド別 スマートフォン用OLED調達数シェア
Source: DSCC's Q3’23 Quarterly OLED Shipment Report – Flash Edition

シェアは下がったものの、モデル別ではQ2’23もAppleとSamsungがトップ5を占めた。パネル出荷ベースの上位5モデルは、Apple iPhone 14、iPhone 13、iPhone 14 Pro Max、iPhone 14 Pro、Samsung S23 Ultraとなっている。Q2’23の上位20モデルのうちSamsungが6モデルを占めている。

OLED搭載スマートフォン上位5モデル
Source: DSCC's Q3’23 Quarterly OLED Shipment Report – Flash Edition

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Written by

David Naranjo

dave@displaysupplychain.com