TV用LCD価格 (5月度分析)
TV用LCD価格は2022年9月に過去最低値を記録し、2四半期にわたって緩やかに上昇した後、Q2’23に入って堅調な上昇を示している。Q3’22からQ1’23にかけてLCD生産ライン稼働率が通常水準を大幅に下回ったため、サプライチェーン内の過剰なTV用LCD在庫が一掃され、LCD購入が回復し始めた。
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TV用LCD価格は2022年9月に過去最低値を記録し、2四半期にわたって緩やかに上昇した後、Q2’23に入って堅調な上昇を示している。Q3’22からQ1’23にかけてLCD生産ライン稼働率が通常水準を大幅に下回ったため、サプライチェーン内の過剰なTV用LCD在庫が一掃され、LCD購入が回復し始めた。
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Q4’22はグローバルブランド上位2社のTV事業セグメントが営業損失を報告するという難しい局面だったが、その両社が先週発表したように、Q1’23に入って利益は回復傾向にある。TV用LCDコストの下落により、市場の低迷にもかかわらず、SamsungとLGのTV事業はQ1’23になって黒字に転じている。
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Q1’23に始まったFPD生産ライン稼働率の上昇傾向がQ2’23に入って加速している。DSCCが先週発行した Quarterly All Display Fab Utilization Report 最新版で明らかにしている。
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DSCCが発刊した Quarterly OLED Shipment Report の「速報版」によると、Q1’23のOLED出荷数は前期比31%減、前年比19%減の1億5400万枚となった。主な用途のQ1’23 OLED出荷数は以下の通り。スマートフォン用OLED出荷数は前期比29%減、前年比12%減だった。TV用OLED出荷数は前期比57%減、前年比36%減だった。
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DSCCの Semi-Annual Augmented and Virtual Reality Display Technologies and Market Report 最新版によると、VR (仮想現実) 用FPD出荷は今年、17.6%増となる見通しだという。FPD出荷数は2022年の1360万枚から2023年には1600万枚に増加するとDSCCでは予測している。
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2023年のDisplay Weekが終了した。例年通り、DSCCにとって非常に忙しい週となった。私にとって今週のハイライトは、火曜日午前のDisplay Week会合におけるRoss Youngの基調講演だった。
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FPDメーカー全社のQ1’23業績発表が完了したことを受け、DSCCでは業界プロフィールを更新した。第1四半期にはSamsung Displayと、その大半がLCD技術に注力している他社との間に大きな差があることが明らかになった。LCDメーカーにとっては3四半期連続の厳しい赤字決算となっている。OLEDに注力している他のFPDメーカーにとっても、利益はまだ遠い夢だ。
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Q1’23のフォルダブル型スマートフォン出荷数が前期比39%減、前年比8%減の193万台だったことが、DSCCの Quarterly Foldable/Rollable Display Shipment and Technology Report 最新版で明らかになった。
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市場環境は依然低迷しており、FPDメーカーは引き続き投資を抑えている。FPDメーカーは主にハイエンドのIT (ノートPC、タブレット、モニター) 市場を新規資のターゲットにしているが、同市場では現在需要が大きく減少しているため、投資を延期するメーカーが多くなっている。
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