Q2'24の世界FPDメーカー業績レビュー~業界の健全化に向け前進
DSCCの Quarterly Display Supply Chain Financial Health Report は上場FPDメーカー13社を追跡しており、企業の財務情報開示に基づいている。Q2'24は業界のほぼすべての企業で財務状況が改善した。大型LCDに重点を置くFPDメーカーはパネル価格上昇と需要増の恩恵を受けた一方、スマートフォン向けの小型ディスプレイに重点を置く複数の企業が損失を削減した。
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DSCCの Quarterly Display Supply Chain Financial Health Report は上場FPDメーカー13社を追跡しており、企業の財務情報開示に基づいている。Q2'24は業界のほぼすべての企業で財務状況が改善した。大型LCDに重点を置くFPDメーカーはパネル価格上昇と需要増の恩恵を受けた一方、スマートフォン向けの小型ディスプレイに重点を置く複数の企業が損失を削減した。
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Q2'24のAdvanced Notebook PC用FPD (OLEDおよびMiniLED) 出荷数は、商業市場の復活で2024年上半期に状況が改善した結果、前期比6%減、前年比35%増となったことが、DSCCの Quarterly Advanced IT Display Shipment and Technology Report 最新版で明らかになった。OLEDは前期比13%減、前年比65%増、MiniLEDは前期比で横ばい、前年比20%増だった。
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人工知能 (AI) 半導体は非常に複雑かつ大型化しており、チップメーカーやパッケージメーカーはガラス基板に注目しています。このトレンドは、ディスプレイメーカーやディスプレイ製造装置メーカー、ディスプレイ材料メーカーに大きな恩恵をもたらす可能性があります。
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Advanced TVは2023年に出荷数・出荷額とも減少したが、Q1'24には出荷数・出荷額とも回復が始まりQ2'24に加速、2024年は年間を通して好調を維持し2028年まで成長が続くと予測される。DSCCの Quarterly Advanced TV Shipment and Forecast Report 最新版が明らかにしている。
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DSCCではこの度、車載ディスプレイに関する2つのレポートを9月末に創刊しました。また、3つ目のレポートも現在制作中です。1つ目のレポートは Semi-Annual Automotive Display Design Win and Specification Database です。
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DSCCが定期発行する好評のQuarterly Display Capex and Equipment Market Share Report で、最新の生産ライン計画に基づいたFPD設備投資および生産能力の実績および予測に関する最新情報を提供している。
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夏から秋へと季節が移り変わるにしたがい、TV用LCD価格が下落している。春の価格上昇によってTVパネルメーカー各社は第2四半期に収益性を改善することができたが、第3四半期は収益性が悪化の見通しだ。過去に見られた下落サイクルの多くに比べると価格下落ペースは緩やかで、このパターンは今後数ヶ月間の継続が見込まれるが、現時点ではまだ価格の底打ちは見られない。
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需要急増時に生産能力が追加されたため、FPD業界では2024年まで供給過剰状態が続いているが、いずれは供給不足に転じることになる。その転換点は、DSCCが先週発刊した Quarterly FPD Supply/Demand Report によると、予測期間である5年以内に起こると見られる。
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大型LCD事業を展開する中国の上場FPDメーカー3社がQ2'24決算発表を行い、FPD業界の健全な姿を示す結果となった。各社は価格上昇によって利益を伸ばし、フリーキャッシュフローを生み出している。一方、小型スクリーンに重点を置く中国FPDメーカー3社 (Tianma、EverDisplay、Visionox) は8月30日時点でQ2'24決算発表をまだ行っていない。
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LG Displayが青色燐光を使用したOLEDパネルの開発に成功したことを韓国のEtnewsが報じている。青色燐光は効率に優れているものの開発が難しく、これまで実用化されていなかった。今回の進展はOLED技術における大きな前進と見なされている。
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