Press Releases

田村喜男の視点 他

[3月号] iPhone用パネルの供給シェア~16e登場も17は前年と大差なし

March 6, 2025

AppleがiPhoneの新モデルとして「16e」を発売した。これまでエントリーモデルとして提供してきた「SE」の後継機にあたるが、仕様としては最新モデルの16を多少スペックダウンしたようなかたちになった。パネルサイズはSEの4.7インチから6.1インチへ大型化され、ホームボタンがなくなった。加えて、AI対応を最優先としたこともあり、発売時の価格はSEの429ドルから16eは599ドルへ高くなった。続きを読む

[12月号] 2025年のFPD投資トレンド

December 5, 2024

DSCCでは、2025年のFPD装置需要は24年比8%減の67億ドルになると予測している。IT用有機EL向けのG8.7に加えて、フォルダブル対応を視野に入れたG6ラインのLTPOやCOE (Color Filter On Encapsulation) 対応の増設などが中心となるが、FPD工場の新設を計画しているインドの動向なども注目ポイントとなる。続きを読む

FPD先端技術及び投資動向~11/20セミナーのポイント解説 (2)

November 7, 2024

調査会社 Display Supply Chain Consultants (DSCC) は、11月20日 (水) に東京コンファレンスセンター・品川で「FPD産業分析セミナー 2024年後期版」を開催する。毎回好評の「FPD先端技術及び投資動向」セッションについて、その概要をDSCC韓国支社のFPD技術/設備投資/製造装置担当ディレクター・Jayden Lee氏に聞いた。続きを読む

[9月号] FPD設備投資を上方修正

September 5, 2024

DSCCは、2020-2027年のFPD設備投資 (建屋は含まない製造装置ベース) の累計予測を、前回予測から8%増の746億ドルに上方修正した。液晶、マイクロ有機EL、マイクロLEDは前回比で横ばいだが、フレキシブル有機ELへの投資増額が見込まれることが要因。続きを読む

[8月号] AppleのiPhone用OLEDメーカー採用動向

August 7, 2024

昨年と同様に、今年も4モデルを展開する予定のAppleのiPhone。パネルサプライヤーも昨年と同じくSamsung Display (SDC)、LG Display (LGD)、BOEとなるが、SDCのシェアは昨年の6割から5割へ下がりそうだ。2024年は画面サイズが一部変更され、Pro Maxが6.86インチ、Proが6.27インチ、Plusが6.69インチ、通常モデルが6.12インチとなる。続きを読む

[7月号] 急激に普及していく生成AIスマートフォン

July 8, 2024

生成AIを搭載したスマートフォン (スマホ) の商品化が加速しており、2024年は生成AIスマホが飛躍する年となりそうだ。DSCCの親会社であるCounterpoint Researchの調べによると、2023年に出荷されたスマホのうち、生成AIスマホは1%に満たなかったが、インストールベース (市場で使用されているスマホ) の台数は2023年の数百万台から27年には12.3億台に達し、普及率は43%まで上昇する見通しだ。続きを読む