Flat Panel Displays to Enjoy Record Revenues in 2021
July 26, 2021Bob O'Brien, Co-Founder, Principal Analyst続きを読む
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[田村喜男の補足解説~iPhoneが2021年新モデルでLTPOを本格採用] Apple Watchに採用されたLTPOの特徴は、移動度が大きく安定性が高いLTPSを利用していること、そしてTFTの均一性が良く、リーク電流が少ないIGZOの利点を一つに結合した技術である。従来のLTPSベースのフレキシブルOLED採用のApple Watchは、時刻を見るたびにスイッチをオンする必要があった。LTPOを採用することにより、デバイスの消費電力を低減し、時計画面の常時オン状態を実現した。スマートフォンでは、Samsung GalaxyやSharp Aquos、OppoなどもすでにLTPOを採用しているが、Apple iPhoneでも2021年新モデルでLTPOを採用することになりそうだ。続きを読む
[田村喜男の補足解説:モバイル用OLED供給過剰は徐々に緩和] DSCCが発行するOLEDパネル需給バランス分析レポートでは、パネルメーカー別の生産能力を基板投入量からパネル生産枚数まで詳細に分析している。 モバイルOLED用パネル生産能力は2017年から2020年の3年間で2倍に達したが、需要増加がこれに追い付かず、40%もの大きな供給過剰が2018年から3年間引き続いてきた。今後も生産能力の増加は引き続き、2020年から2023年の3年間でも50%増加する見通しだ。続きを読む
[田村喜男の補足解説] DSCCはOLEDメーカー世界各社の出荷データ及び対セットブランドとのサプライチェン動向を分析した Quarterly OLED Shipment Report を発刊した。そのパネル長期見通しでは、スマートフォンやTVに続くIT関連予測を引き上げた。ノートPC市場では、リジッドが2021年から500万パネル以上で本格的に立ち上がり、ハイエンド市場を侵食していく。タブレット市場では、Appleが2021年にMiniLED LCDモデルを投入したが、2023年からTFE (Thin Film Encapsulation: 薄膜封止) 型リジッドOLEDの採用を計画しており、以降需要増加が期待される。ノートPCもタブレットも、2023年以降にはフォルダブルの立ち上がりも期待される。いずれもトップのSDCをLGDやBOEなどが追随していく格好となる。続きを読む
[田村喜男の補足解説] OLED市場における大きな出来事は、モバイル用途において、2020年はiPhoneが2020年秋モデルの4モデル全てにフレキシブルOLEDを採用したこと、2021年はSDCがリジッドでの脱スマホ戦略を鮮明にしていること、と言えよう。SDCのノートPC用リジッドパネルの2021年販売計画は500-600万パネルと言われている。そして続きを読む
Ross Young, Founder and CEO続きを読む
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